外務省の耿爽報道官は15日の定例記者会見で、「中国は台湾関連問題でインドに厳正な申し入れを行った。インドに『一つの中国』の原則を守り、関連問題に慎重に対応するよう求める」と表明しました。

　報道によりますと、台湾の「立法委員」3人が現在、インドを訪問中で、インド側に「台湾のインド駐在機関の昇格」について言及したということです。世論は、インドのこうした対応は「中国への報復」だとみています。

　耿報道官は、「私たちは中国と国交関係にある国が台湾側といかなる形であろうと政府間接触や往来、また、いかなる政府的機関の設置にも元来から反対している。この立場は明確で一貫したものである」と話しました。その上で、「インド側とは台湾関連問題において約束がある。インド側に中国の核心的な関心事を尊重、理解し、『一つの中国』の原則を守り、台湾関連問題を慎重に処理してもらいたい。中印関係が健全かつ安定して発展するよう尽力することを望んでいる」と表明しました。（Yan、Keiko）