マレーシアのサバ州で起きた客船沈没事故について4日、サバ州地方裁判所で船長と船主に対する公判が行われました。公判では、船長が積載可能重量をはるかに超える重量の船を運行したことを認定、船長に対し過失致死罪で6カ月の禁固刑を言い渡しました。
裁判官は、船長及び船主である梁偉志氏が、遊覧船の法定乗員定数を12人と承知のうえで20人以上の乗船を許可、安全と認められない状況の下で重量超荷の船を運行したと認定しました。なお、マレーシアの関係法規は、重量超過または危険な状態の下での輸送に対し、最高6カ月の禁固刑と、2000リンギットの罰金を科すことができると定めています。
4日午前、マレーシアは事故発生地から約13海里の海域で、事故犠牲者とみられる遺体を発見、現在遺体の身元確認作業が行われています。なお、マレーシア警察当局は、「現在まだ中国人観光客5人と船員1人が行方不明のままだ」と伝えています。(玉華、む)
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