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　アメリカ財務省は2日、オバマ前政権が実施していた、アメリカ企業とロシア連邦保安庁（FSB）との取引禁止措置を一部解除することを発表しました。アメリカの企業がロシアにIT製品を輸出する際の許認可権をFSBが握っているため、例外的に関連取引を認めたということです。

　ホワイトハウスのスパイサー大統領報道官は定例記者会見で「今回の対応は制裁緩和を意味するものではない」と強調しました。

　このアメリカ企業とFSBとの取引禁止措置は、オバマ前政権が昨年12月末、アメリカへのサイバー攻撃にFSBが関与していたことを理由に導入したものです。

　なお、トランプ大統領は今年1月にインタビューを受けた際、「ロシアがテロ取り締まり分野で有益なことを行った場合、オバマ前政権のロシアに対する経済制裁を緩和する可能性もある」と明らかにしています。（殷、謙）