農業省はこのほど、農業生産の技術や経営、管理などの経験に富む「新型プロ生産者」を全国範囲で育成するための発展計画を発表し、2020年までにこのような「新型プロ生産者」を2000万人以上に引き上げる目標を発表しました。

　計画は、農民の資質向上や支援強化、生活向上を目的とし、農業に従事する若者への奨励と「新型プロ生産者」の育成を重点に、5つの任務を定めました。

　今回定められた任務は、一つめに、農業の経営主体と私営サービス主体の発展状況と、農業の産業発展のニーズに応じて、育成プロジェクトの対象を選定すること、二つめに、育成メカニズムの革新に取り組み、各種の公共教育資源を効果的に活用すること、三つめに、「新型プロ生産者」育成制度の規範化を進めること、四つめに、継続的指導を強化し、政策面での支持を拡大し、「新型プロ生産者」の成長能力を引き上げること、五つめに、指導員の充実化を図り、教育施設と教育資源を改善し、「新型プロ生産者」育成のためのバックアップ体制を整えること、を掲げています。

　農業省の統計によりますと、現在、「新型プロ生産者」の人数は全国で約1272万人に及び、2010年より55％増加しているということです。これらの「新型プロ生産者」は農業生産の第一線で活躍しており、近代化農業建設の主力となりつつあります。（洋、む）