外務省の華春瑩報道官は23日の定例記者会見で、「歴史を忘れることは裏切りを意味し、罪責を否認することは再犯を意味する。日本の一握りの人が歴史をゼロに戻そうとすればするほど、記憶は益々鮮明な形でよみがえってくる」と改めて表明しました。
報道によりますと、日本のアパホテルの経営者は、客室に備えられた右翼書籍の撤去を拒否した上で、「数ヶ月も経てば物事は忘れ去られてしまう」と話したということです。また、岸田文雄外相は今回の件について、「日中関係は2千年の長い歴史がある。一時期の歴史に過度に焦点を当てるというのはいかがなものか」と話しました。
これに対して華春瑩報道官は、「日本政府は『言論の自由』を口実に責任から逃れてはならない。また、『歴史に過度に焦点を当てる』という言い方で国民をミスリードしてもいけない」と表明しました。
その上で、「問題の重大性を認識し、責任を持って関連問題を適切に処理し、中日関係に新しい障害をもたらさないよう日本側に促す」と改めて指摘しました。(Yan、謙)
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