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中国外務省、「中日関係に新たな妨げが不要」と日本へ促す

2016-12-28 17:41:10     cri    

 中国外務省の華春瑩報道官は28日北京で、「中国は『二つの中国』や『一つの中国、一つの台湾』を作り出そうとするたくらみに断固反対し、日本が台湾問題で消極的な姿勢を示したことに強い不満を示す」と語りました。

 報道によりますと、日本で台湾との交流に携わる民間機構「財団法人交流協会」が来年1月1日から「日本台湾交流協会」に改名するということです。これを受け、華春瑩報道官は「中国は台湾問題で一貫した、明確な立場がある。中国は、日本側に中日共同声明で確立された原則と日本がこれまで中国に約束したことを守り、『一つの中国』の原則を守りぬき、台湾問題を適切に処理し、台湾当局と国際社会に誤ったシグナルを発信せず、中日関係に新たな妨げを作らないよう促す」と話しました。

 また、別の報道によりますと、安倍晋三首相がこのほど真珠湾を訪問し、演説を行いましたが、演説の中で謝罪については全く触れませんでした。これに対して、華報道官は「我々は『ファイナンシャル・タイムズ』や『ウォール・ストリート・ジャーナル』など西側メディアによる安倍首相の真珠湾訪問関連報道や論説の中に出てきたキーワードは、『真心』ではなく、『抜け目なさ』であることに留意している。これが問題の本質を暴いているかと思われる」と話しました。

 華報道官はさらに、「往時の日本は、中国などのアジア隣国に対して侵略戦争をしかけた。加害者と被害者との間の和解は、加害者が真心のこもった、深い反省を踏まえることが必要でなくてはならず、そうしなければならないと思う。このようにして達した和解こそ真実味があり、信頼に値し、長続きのできるものだ。アジアの被害国にとって、抜け目のない演出を何度も繰り返しても、真心のこもった痛烈な反省を一回することほど未来に資することができない」と指摘しました。(Yan、Kokusei)

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