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「冬至は正月に匹敵」 今年は21日午後6時44分冬至を迎える

2016-12-21 16:26:46     cri    

 「中国天文年暦」によると、21日午後6時44分、旧暦二十四節気の中でもとりわけ重要な節気である「冬至」を迎える。新華網が報じた。

 民俗学専門家によると、冬至は中国で重要な歳時の日であり、民間には古くから「冬至大如年(冬至は正月に匹敵)」と言い伝えられている。その風習が3千年近く受け継がれている冬至は、中華民族にとって何物にも替えがたい貴重な無形文化遺産である。

 天津市天文学会の趙之■(■は王へんに行)理事は、冬至について、次の通り説明した。

 「冬至は、中国二十四節気の中で最も早く定められた節気だ。冬至には、太陽の光が南回帰線の真上から地球に降り注ぐ。冬至を過ぎると、太陽は次第に北に移動し、昼の時間が長くなり始める。天文学的に言うと、北半球では冬至の日から冬が始まる。冬至は、陰の気が極まる日であり、それ以降、陽の気が訪れ始める」。

 冬至を過ぎると、中国各地では、寒さが一段と厳しくなる。気象データによると、毎年、冬至前後には強い寒気団が南下し、気温が急に下がる。

 民俗学の専門家は、「冬至は、中国旧暦の重要な節気であるだけではなく、中華民族にとって重要な伝統的祝日の一つでもある」と指摘した。

 昔の人々は、冬至の重要度は正月に勝るとも劣らないと考えていたことから、民間には古くから「冬至大如年(冬至は正月に匹敵)」という言い伝えがあったとされる。また、昔の人々は、「冬至」が陰の気から陽の気に自然に移り変わる節目であり、天から「福」の気がもたらされる日であると信じていた。したがって、この日は、何よりもおめでたい日であり、不運が極って幸運に転じる予兆が示され、お祝いするに値する日だ。

 冬至の日に食べる特別な食べ物がある。コラムニストで天津市の民俗学専門家の由国慶氏は、「北方では、羊を屠殺し、餃子、ワンタンを食べる習慣がある。南方では、『冬至米団(米で作られた料理)』や『冬至長線麺(麺類)』を食べる」と紹介した。「人民網日本語版」より

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