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自然災害頻発の高知県、防災の徹底を図る

2016-12-19 15:33:49     cri    

 中国国際放送局(cri)東京特派員はこのほど、自然災害頻発の高知県を訪れ取材しました。以下その取材記事です。

 高知県は自然災害頻発の県といわれます。随時に発生可能な自然災害や地質災害に対応するため、高知県政府はその予防に力を入れています。防災の面で先進国といわれる日本では、この高知県がモデル県となっています。

 災害発生地域の死傷者数を最小限に減少するため、高知県ではここ数年、防災に投入する予算を追加し、これまでの200億円から現在の400億円近くに増やしました。

 2011年の東日本大震災の惨事が高知県での再演を防ぐため、県政府は避難所1445カ所の建設に資金投入し、うち、1361ヵ所が竣工しました。津波の発生が可能で、避難のできる高台がない地域には、県政府は資金を投じて避難用の避難タワー115ヵ所を建設し、そのうちの90ヵ所がすでに竣工しました。これで、マグニチュード9の大地震による大津波が発生する場合、近くの住民がこの避難タワーに上り避難することができます。

 尾崎正直県知事は、「毎日さまざまな災害が世界各地で起きている。災害の発生は事前によくわかるわけはありません。いったん大災害発生の場合、十分な準備をしたと少しも準備していないのと、結果が大きく違う。このため、高知県は発生可能な災害の対応に十分取り組んでいる。高知県は世界でもっとも安全なところだと言えるだろう」と話しました。(殷、kokusei)

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