郭生琨国務委員は8日、ワシントンでアメリカのライス大統領補佐官（国家安全保障担当）と会談を行いました。

　郭国務委員は、ライス大統領補佐官が中米関係の進展や両国のサイバーセキュリティーと法執行における協力の推進のために払った努力を積極的に評価した上で、「両国関係において、『中米サイバー犯罪取締り及び関連問題ハイレベル合同対話』は双方の相互信頼の増進や齟齬の解消、互恵協力の実現などに重要な役割を果たしてきた。中国はアメリカと共に、両国のサイバーセキュリティーと法執行における交流と協力を持続的に推進し、中米関係の発展により多くの前向きなエネルギーを注ぎたい」と述べました。

　ライス大統領補佐官は、米中両国のサイバーセキュリティーと法執行における協力の成果を評価し、「近年になって、米中関係におけるサイバーセキュリティーに関する双方の立場は、対立から協力へと変わりつつある」とした上で、双方が共に努力して、これまでの成果を一層確固たるものとし、実務的協力を深め、両国関係の前向きな発展を持続的に推進していきたいとの考えを示しました。（洋、謙）