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ラブロフ外相は会談後、「両外相は国連とほかの国際組織における協力強化を望んでおり、ロシア側は特に東南アジア諸国連合(ASEAN)との協力を重視している。そして、フィリピンは来年1月1日からASEAN議長国になる。ロシアはフィリピンとの成果を収めるための交渉や協力を行うほか、東アジア首脳会議(EAS)や、ASEAN地域フォーラム(ARF)、拡大ASEAN国防相会議(ADMMプラス)、アジア太平洋経済協力会議(APEC)などの枠組み内で各国と協力を強化する方針だ」と示しました。
また、ラブロフ外相は「ロシアとフィリピンは軍事協力や軍事関連技術の問題をめぐる交流を行っている。双方が達成した共通認識に基づき、ロシア側はロシアで業務交流を行う予定のフィリピンの法執行機関の職員を対象に研修と訓練を行う」としながらも、「アジア太平洋地域には軍事同盟を結ぶ必要はない」と指摘しました。
一方で、ヤサイ外相は、「フィリピンはロシアと共に国防と安全分野を含む各分野における協力を行いたい。フィリピンからモスクワを訪問中のデルフィン・ロレンザーナ国防相はロシアのショイグ国防相らと会談を行うが、アジア太平洋地域のどの軍事同盟に加盟するかという問題については討議しない」と明らかにしました。(殷、謙)
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