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経済協力開発機構(OECD)は28日、パリで最新の世界経済見通しを発表しました。それによりますと、この5年、世界経済は「低成長」を乗り越えられておらず、各国政府は財政手段を活用してグローバル経済の加速と成長を促していくべきだとしています。
この見通し発表にあたり、OECDのグリア事務総長は「現在、グローバル貿易と投資では不況が続いているが、金利レベルが低いことから、各国には財政出動による景気刺激という選択肢が残されている。しかし、財政出動の実施には、自らの債務や財政赤字レベルを合理的範囲に維持するよう注意が必要だ」と述べました。
OECDの見通しでは、今年、世界経済の成長率は2.9%に達するとみられており、財政刺激の度合いを拡大すれば、来年と再来年は3.3%と3.6%に押し上げることが可能だろうとしています。
また、OECDは、「保護貿易主義と金融リスクはグローバル経済の成長を阻む敵であり、引き続き警戒が必要だ」と強調しています。(Lin,む)
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