李克強首相は28日午後、人民大会堂で国連のグテーレス次期事務総長と会談しました。

　李首相はグテーレス氏の当選に祝賀の意を表し、「国連は今後も『国連憲章』の主旨と原則を擁護し、加盟国の世界のガバナンスへの平等な参加を促進し、発展途上国の国際問題における代表性と発言権の増強を支持してほしい。また、国連は持続可能な開発目標を実行に移していくほかにも、政治的手段を通じ、平和な形で衝突を解決するよう望んでいる」としました。

　また、李首相は「今年は国連における中国の合法的地位回復45周年に当たる年であり、中国と国連の協力は新たなステージに進んでいる。中国は世界で最大の発展途上国と国連安保理の常任理事国として、各サイドと協力を強め、国連がその権威性維持と能力向上を支持し、さらに理想的な形で各種の課題に対応し、世界の平和で安定し持続可能且つ包摂性のある発展を促していくことを期待する」と指摘しました。

　これを受けて、グテーレス氏は「国連は中国政府が持続可能な開発目標の実施に払った努力を賞賛したい。国連は中国政府と協力を緊密にし、ともに課題に対応し、経済のグローバル化と包摂的発展を促進していきたい」と応えました。（殷、む）