会員登録

習主席、APEC第24回非公式首脳会議に出席

2016-11-21 10:10:04     cri    

 アジア太平洋経済協力会議(APEC)第24回非公式首脳会議が20日、ペルーの首都リマで開かれました。習近平国家主席は会議に出席し「未来に目を向け、進み、アジア太平洋地域の発展と繁栄を促進する」と題した重要講話の中で「アジア太平洋のパートナー関係を深め、開放による互恵を求め、融合による繁栄を促進し、絶えず進み、アジア太平洋地域発展の美しい未来を共に切り開く」と強調しました。

 今年9月に開かれたG20杭州サミットについて、習主席は「強く、持続的で、バランスの取れた包括的な世界経済成長の青写真を描き、共にチャレンジに対応するパートナー関係の精神を見せ、共同発展を求める決意を表した」と評価し「アジア太平洋地域は世界経済の重要な構成パートだ。APECは地域と世界経済協力のパイオニア、リーダー、開拓者であり、地域と世界経済の発展促進に重要な役割を果たしている。新しい情勢と課題に対応するために効果的な措置を講じて、アジア太平洋地域を牽引する役割を果たし、発展的、革新的で活力のある、連動的で包括的な世界経済を推し進めていくべきだ」と指摘しました。

 また、習主席は「経済グローバル化のプロセスの包容力ある発展を着実にリードし、あらゆる形の保護主義に反対しなければならない。アジア太平洋の開放型経済をレベルアップさせ、多国間貿易様式を支持し、アジア太平洋自由貿易区を一日も早く設置するべきだ。区域の相互連結(コネクティビティ)のボトルネックを解消し、北京会議で採択した10年間のコネクティビティを着実に実施しなければならない。また、インフラ施設、規制と制度、人的交流を促進し、全方位的な複合型コネクティビティのネットワークを構築し、『一帯一路(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)』構想と各側の発展戦略や協力の提案とのマッチングを強めていく必要がある。われわれは必ずや改革革新の局面を開き、経済構造の改革を推し進め、アジア太平洋地域を、世界経済をリードする原動力とする」という考えを表しました。

 習主席はさらに「中国はAPECに加盟してからの25年間、アジア太平洋地域を開放政策の優先対象にしている。ボゴール目標(先進国は2010年までに、発展途上国は2020年までに自由で開かれた貿易および投資を実現させること。1994年にインドネシアのボゴールで開催されたAPEC首脳会議で定められた)の期限が近づくにつれて、より長期的な協力計画を制定する必要がある。中国は各側と共に発展をテーマに、開放を拡大し、区域の経済一体化とコネクティビティを促進し、共同でアジア太平洋地域協力の未来を描いていきたい」と強調しました。

 習主席は同日午後、持続可能な発展について演説を行った際「今年は『持続可能な開発のための2030アジェンダ』スタートの年である。APECは行動をすることで、持続可能な発展を共に推し進めなければならない。われわれは、包括的な発展を後押しし、国民に発展の成果を共有させるべきであり、グリーンな発展を促し、発展の質と効率を向上させるべきだ。また、コネクティビティを加速し、連動的な発展を促進する必要がある。中国は『持続可能な開発のための2030アジェンダ』実施に関して国別の方案を発表した。われわれは革新、協調、グリーン、開放、共有の発展理念を貫き、実施作業を全面的に推し進め、世界とアジア太平洋地域の発展に取り組んでいく方針だ」と明らかにしました。

 会議の参加者たちは「アジア太平洋地域は世界経済成長の重要な牽引力として、当面の情勢下においてアジア太平洋開放型経済を構築し、貿易保護主義に反対し、アジア太平洋自由貿易区のプロセスを推し進め、全方位のコネクティビティを促し、地域と世界経済の成長に新しい動力を加えなくてはならない。各経済体はAPECの役割を十分に発揮させ、例年の会議の成果を実施し、今後の協力計画を制定し、地域経済の持続的な繁栄を促進していくべきだ」としました。

 会議では『APEC第24回非公式首脳会議宣言』が発表されました。(殷、謙)

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS