本部をジュネーブに置く世界知的所有権機関(WIPO)は16日、その出版物を出来る限り多くの一般の人々に提供することで、知識の普及と共有を謳った申し合わせの効果的履行を進めるため、新たに一連の措置を講じることを発表しました。
今後、WIPOが100%権利を所有する新出版物や、一部の既出の出版物については、規定に基づいてその内容のシェアが許可されることになります。許可された出版物は、WIPOのウェブサイトに掲載され、利用者はサイト上で検索して利用することができ、出典がWIPOであることを明記すれば、利用者はだれでも無料でコピー、配布、改編、翻訳、公表することができるとしています。
WIPOのガリ事務局長は、「WIPOの出版物には独自の貴重な情報が盛り込まれている。我々は豊かな知識をすべての人々に利用してもらうことを目指しており、今回のオープンアクセスポリシーはその一端を示すものだ」と述べました。
(Mou、む)
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