
小学1年生の子供に3つのGPS発信機を付ける
李さんは、小学1年生の子供を持つ保護者だ。子供を授かったのが遅かった李さんは、人一倍子供のことを気にかけ、いつも気を張り詰めている。子供が小学1年生になり、毎日送り迎えをしているが、それだけでは完全に安心はできないという。
「子供に万が一のことがあった時にすぐに駆け付けられるようにするため、また子供の行動を把握するため、子供にGPS発信機が内蔵された時計を買った。また、通学用のカバンと衣服の中にも2つのGPS発信機を取り付けた。万一、悪い人に時計を奪われても、すぐにGPSで位置を特定することだってできる。」と李さんは言う。
2ヶ月の間、これらの神器は今までに2回役立ったという。1回は、子供が学校で突然腹痛になり、すぐ李さんに連絡したとき。もう1回は子供が同級生と一緒に道に迷ってしまったため、GPS発信機の位置情報を利用して子供を無事に見つけ出したときだ。「かけがえのないたった一人の我が子に、万が一のことでも起きたら、非常に耐え難いため、念には念を入れて対策している。」と李さんは話す。
子供が学校へ行っている間も保護者は常に心配
このほど、記者は、38人の小学4年生の生徒とその保護者を取材した。その中の約8割が李さんの方法に賛成意見で、残りの2割が、気にかけ過ぎている、そこまでする必要はないと回答した。
取材した保護者のうち、毎日送り迎えをしているのが37名で、自主登校させているのは1人だけだった。しかも、家が学校のすぐそばにあり、横断歩道を渡る必要さえないとのことだった。送り迎えされる子供は、家から学校まで1、2駅の者もいれば、200~300メートルの者もいる。それでも、保護者たちは毎日送り迎えを続けているという。
「交通状況が複雑で危ないので、子供を一人で登下校させるのは不安」と一人の保護者は言う。
今回の調査でわかったのは、小中学生の保護者が子供の送り迎えをするのは一般的で、中には子供が高校を卒業するまで送り迎えを続けていた保護者もいたということだ。
評価:保護者のやり方を理解・尊重する
武漢市のベテラン教育従事者は、「親が子供を突き放すことで子供が自立できるというのは確かだが、保護者たちの不安も理解し汲み取ってあげる必要がある。現代社会は複雑で、外部環境を更に改善する必要性がある。教育によって、学生の自己防衛意識や能力を高めることができるようになれば、保護者は安心して子供を突き放すことができるだろう」と話している。(編集TK)
「人民網日本語版」2016年11月11日
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