第10回国連世界観光機関・アジア太平洋観光協会観光業発展とアウトルック国際フォーラムの開幕式が20日午前、桂林で開かれました。世界90の国や地域から観光業にかかわる機関や、国際組織の代表及び中国国内20の省(自治区、直轄市)の観光担当者、専門家、学者、観光業の代表らがフォーラムに出席しました。
第10回観光業発展とアウトルック国際フォーラムは「10年で大きな成果を収め、未来はより美しくなる」をテーマにしており、観光研究及び実践的な問題解決を模索し、観光業の持続可能な発展に重要な解決案を提供することを図るということです。
国連世界観光機関のタレブ・リファイ事務局長 (桂林観光ネット提供)
国連世界観光機関のタレブ・リファイ事務局長はフォーラムに出席し、「桂林は自然風景が人や文化とうまく結びついている。桂林は自然風景が美しいだけでなく、文化も多様である。ここで観光業の国際フォーラムを行うことは、我々に未来の観光業の発展方向を展望するよりよい視野を与えることになった。我々はここで観光業の発展方向をもっと明確に分析していく重要な意義がある。10年が経った現在、このフォーラムは成果が著しく、アジア太平洋地域ないし世界で非常に重要なフォーラムとなった」と話しました。
中国国家旅遊局の杜江副局長 (桂林観光ネット提供)
中国国家旅遊局の杜江副局長は席上「現在世界経済が低迷している背景で、観光業は各国が総合的な競争力を強めるための選択肢になる。このフォーラムを通して、世界各国と発展の理念、成果を分かち合い、観光投資を促し、観光の需要を満たしたい。『観光プラス』というメカニズムを生かし、観光業の発展を速め、国際交流と協力を深めて、観光業の持続可能な発展を促進していく」との考えを示しました。
広西チワン族自治区の張暁欽副主席 (桂林観光ネット提供)
広西チワン族自治区の張暁欽副主席は「ここ10年間、フォーラムは広西チワン族自治区と桂林が開放を加速して影響力を広げる名刺のようなものになっている。また、桂林市と広西チワン族自治区が世界と交流を深めるプラットフォームと絆にもなった。10周年をきっかけに新たにスタートし、フォーラムを観光業の協力と国際交流の重要なプラットフォームにして、地域の平和と繁栄、国民の交流に取り組んでいく」と表しました。
桂林市共産党委員会書記、
人民代表大会常務委員会の趙楽秦主任(桂林観光ネット提供)
桂林市共産党委員会書記、人民代表大会常務委員会の趙楽秦主任は「今年のフォーラムは承前啓後(過去を受け継いで未来を切り開く)、先人の跡を引き継ぎ、将来の道を開くという一里塚の意義を持っている。ここ10年間、桂林市はフォーラムの運営を通じて、国内外の観光業の発展方向に応じて、観光業の革新と発展を推し進めてきた。次の段階において、桂林は『製品の高級化、業態の多様化、市場の規範化、サービスの繊細化、メーカーの国際化』の理念に従い、8本の観光路線を作り、景勝地一つ一つから全域へと観光製品を豊かにし、観光業態、メーカー、サービスのモデルチェンジとグレードアップを推し進め、桂林観光産業の競争力をさらに向上していく」としました。
このフォーラムは3日間の日程で開かれ、全体大会、専門家会議、技術視察などが含まれています。開催期間中、国連世界観光機関の観光持続可能な発展観測点会議も開かれました。(殷、星)
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