チベット自治区発展改革委員会によりますと、今年に入って以来、チベットの輸出入貿易は徐々に回復の勢いをみせています。今年9月までのチベットの輸出入貿易総額は38億7100万元で、前年比7.49％下がったものの、5ヶ月連続でプラス成長となりました。

　チベットはミャンマーや、インド、ブータン、ネパールと接しており、4000キロ余りの国境線があります。ここ数年、チベット域内の交通網も整備され、対外貿易額が持続的に伸びています。

　ネパール地震の影響により半年近く閉鎖していたキドン口岸が2015年10月に再開したことなどが、対ネパール貿易の早期回復に一役買っているとされています。チベット自治区第13次5カ年計画では、キドン口岸はチベットと南アジアとの交流推進面でリーダー的存在になっています。（ミン・イヒョウ　keiko）