開幕式

　国家級の文化芸術の祭典である第11回中国芸術祭が15日夜、中国の革命の聖地延安で開幕、陝西省で有名な地方劇である「秦腔」の現代劇「家園」が上演されました。

開幕を宣言する劉延東国務院副首相兼第11回中国芸術祭組織委員会主席

　今回の芸術祭は2週間にわたって開催される予定で、中国でも最大の規模と影響力を持つ国家級の文化芸術の祭典です。芸術祭の期間中、第15回文華賞授賞式、第17回群星賞授賞式、全国優秀美術作品展覧会、全国スクウェア・ダンス・ショー、中国農民画名作展示会、演芸作品博覧交易会など、多くの文化芸術イベントが行われ、100以上の舞台パフォーマンスが陝西省の51の劇場で披露される予定です。

秦腔の現代劇「家園」

　このほか、「芸術の祭典、国民の祝日」という宗旨を貫き、「逸品、国民福祉、倹約、持続可能」という原則を着実に実行するため、芸術祭は低価格の入場券を発売、多くの芸術を愛好する住民らに便宜を図っており、定価100元以下の入場券が全体の65％を占めています。

　中国文化省共産党委員会の書記であり、雒樹剛長官は「骨がある、道徳感をもち、温度のある芸術作品が多く生まれている。芸術レベルと人格を共に高めることが芸術家たちの共通の夢となり、雰囲気が一新した」と感動をあらわにしました。

　第11回中国芸術祭の閉幕式は31日、西安市で開かれます。閉幕式では、「文華賞」、「群星賞」の授賞式、優秀受賞作品展示、中国芸術祭象徴旗の引き継ぎ式などが行われる予定です。（殷、む）