ペルーのクチンスキー大統領は現地時間5日、首都リマで同国を訪問中の王毅外相と会談を行いました。

　席上、クチンスキー大統領は両国関係を高く評価したうえで、「先月の中国訪問は大成功であった。両国関係の発展について、習主席と多くの共通認識に達した。ペルーは、中国とハイレベルの往来を保ち、鉱業や投資、インフラ整備などの分野における実務的な協力を進めていきたい。また、まもなくペルーで行われるアジア太平洋経済協力（APEC）第24回非公式首脳会合で、アジア太平洋地域の自由貿易エリア建設について新たな成果が収められるよう推進していきたい」と述べました。

　一方、王外相はまず習近平主席からの挨拶を伝えた上で、「クチンスキー大統領は就任後、初の外国訪問先に中国を選んだ。これは大統領が中国を重視していることの表れであり、両国の友好関係に社会と国民の意志という強固な基礎があることを示している」と述べた上で、さらに「中国はペルーと共に、両国の首脳が達した共通認識を実行に移し、国を治めることに関して経験を交換し合い、両国間の重要な協力プロジェクトの実行を推し進めたい。また、両国の自由貿易協定の格上げについての交渉をスタートさせ、国際問題への対応における協調を強化し、全面的戦略パートナーシップに新たな内容を盛り込んでいきたい」と話しました。（藍、謙）