アジア開発銀行（ADB）はこのほど、経済出版物『2016アジア開発展望』を発行しました。

　それによりますと、インド経済成長の牽引により、南アジア地域の経済は高速な発展を保ち、今年3月の予測通り、2016年と2017年のGDP成長率はそれぞれ6.9%と7.3%に達する見込みです。

　また予測では、2016年の東南アジア経済体は政府インフラ施設建設投資に支えられ、成長が4.5%に達する見通しで、中でもフィリピンとタイが大きな役割を果たすということです。また、先進経済体の需要増加と輸出商品価格の向上は、同地域の2017年経済成長に利益をもたらすと予想されています。(怡康、星)