楼財政相は「AIIBの創設は、習近平国家主席と李克強首相が2013年10月、東南アジアを相次いで訪問した際に打ち出した重要な提案だ。その創設から運営にかけて、中国政府、とりわけ北京市は本部ビルの提供を含め、力強い支援と保障を提供してくれている。本部ビルをいち早く竣工させ、業務環境を整備することでは、スタッフたちにより良好な業務遂行の場を用意し、AIIBの業務開拓及び長期的発展にもしっかりとした土台を作ることにつながる。是非ともこのビルを近代的で、環境にやさしく、省エネルギー型の、ランドマークとなりうる歴史的建築物に作り上げてほしい」と語りました。

　王市長は「AIIBに対するサービスの提供を首都の職責として、且つ国家戦略に奉仕する重要な任務ととらえ、様々な約束を果たし、AIIB本部の順調な運営に全面的、良質且つ効率良いサービスを提供していきたい。全力でAIIB本部ビルの建設に全力を注ぎ、いち早く使用可能な状態となるよう努力する」と表明しました。

　また、金立群総裁は「AIIBが本部所在地に北京を選んだということは、すべての創設メンバー国の中国政府と北京市への信頼と支持を表すものだ。完成後のAIIB本社ビルは必ずや北京の新しいランドマークとなり、AIIBの100年を見通す発展に揺るぎない土台を築くに違いないと信じている」と語りました。

　AIIB本部ビルはオリンピック公園中心区B27-2区画に位置しており、今後３～４年の間に全体の整備を行い、完成した順にAIIBに引き渡されるということです。（Yan、む）