李克強首相が19日午後、ニューヨークで米国のオバマ大統領と会談を行いました。双方は中米関係及び共に関心を寄せる重要な国際問題及び地域問題をめぐって踏み込んだ意見交換を行いました。

　李首相は会談の冒頭、オバマ大統領に習近平国家主席からの挨拶のことばを伝え、さらに「中米両国の協力強化は両国国民の根本的利益に合致するものであり、国際社会も期待するところだ。中国は米国と共に、両国における二国間や地域間、及び世界の様々な分野における実務協力をさらに深め、経済貿易や両国軍隊、法執行、司法、テロ取締り、ネットワークセキュリティ、人材、文化などの領域及び地方自治体間における実務協力を拡大し、朝鮮半島や気候変動など重要な国際問題における協調を強化したい。また、G20杭州サミットの成果を着実に実施し、両国関係の持続的かつ健全で安定した発展に新たなエネルギーを注いでいきたい」と述べました。

　これに対し、オバマ大統領は「米中関係の安定は両国及び世界にとって極めて重要である。米国は対中関係の持続的且つ力強い発展を願っており、これまで両国が国際問題と地域問題に関して展開してきた協力関係を高く評価している」と述べました。（hj、む）