バングラデシュの縫製工場でこのほど、爆発による火災が発生しました。この事故について、地元政府担当者は12日、火災による死亡者が31人に上ることを明らかにしました。

　地元政府担当者によりますと、救援活動の進展に伴い、火災後の瓦礫の中から発見される被害者の遺体は増えるものと見られています。また、12日現在、依然として少なくとも8人の労働者が行方不明のままのため、救援活動を継続していくとしています。

　今回の事故は現地時間10日午前、バングラデシュの首都ダッカ附近にある縫製工場のボイラーが爆発、爆発が引き起こした火災が広がったことによるものとされています。AP通信によりますと、事故発生後、現場付近で労働者23人が亡くなっているのが発見されているとのことです。

　この事故により、工場の一部の建造物が倒壊、多くの従業員が瓦礫の中に閉じ込められ、その後11日夜に6人、12日未明に更に2人の遺体がそれぞれ瓦礫の中から発見されています。（hj、む）