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外務省、朝鮮核問題「責任は米国にある」

2016-09-12 20:49:52     cri    

 外務省の華春瑩報道官は12日、北京での定例記者会見で、アメリカのカーター国防長官が「朝鮮の核実験は中国の責任だ」と述べたことに対し、「朝鮮の核問題の本質は朝鮮とアメリカの対立だ」と反論しました。

 報道によりますと、カーター国防長官は9日、「中国は朝鮮の核実験に対し責任を持っており、核開発をやめさせる責任もある」と指摘しました。一方、朝鮮外務省の報道官は11日、「アメリカこそが我々を核弾頭開発に駆り立てた張本人だ。我々に圧力をかけ続けるアメリカの核の脅威が、我々をここまで進ませた」と批判したということです。

 これに対して、華報道官は「カーター氏は『謙虚すぎる』。朝鮮核問題の原因や問題点は中国ではなくアメリカにある。アメリカは朝鮮半島の核問題の経緯を全面的に振り返り、確実な解決に向け真剣に考えたほうがいいだろう。問題を起こした者が、その問題を解決すべきだ。アメリカには、持つべき責任を持ってほしい」と求めました。

 また、華報道官は「中国は国連安保理常任理事国として、また朝鮮半島の近隣国として、朝鮮半島の平和と安定を守り、世界の核不拡散システムの権威性と有効性を守るという大局に立ってきた。その上で、朝鮮半島の核問題の適切な解決に向け、たゆまぬ努力をしてきた」と強調しました。

 さらに、「強い圧力ばかりをかけ、それに反発されるようなことが続けば、朝鮮半島の核問題の緊張化はますます高まり、解決不能になる恐れもある」としたうえで、関係各側に対し、「各自の責任を持ちながら対話による問題解決を目指していくべきだ」と改めて主張しました。(鵬、謙)

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