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このほど閉幕した東アジアサミットで、いわゆる南海仲裁案におけるアメリカの立場に東南アジア諸国の首脳らが応じなかったことについて、ウォールストリートジャーナルのサイトは8日、中国は「外交の勝利」を得たとしました。ASEAN諸国の首脳らは南海問題に対して温和な態度を示し、南海仲裁を提出したフィリピンでさえも関連会議でこの問題に触れなかったと伝えています。
イギリスのファイナンシャル・タイムズは、ASEAN諸国は南海問題に対し温和な声明を発表し、中国側との共同声明の中では南海仲裁案に言及しなかったと伝えています。
また、日本の共同通信は8日、安倍晋三首相は東アジア協力指導者関連会議で、東海と南海問題で中国に対し包囲網を構築する思惑がありましたが、海洋問題を解決できる突破口が見つからなかったとしています。
日本の朝日新聞は8日の報道で、南海仲裁案の結果について、臨時仲裁裁判所に仲裁を申請したフィリピンでさえ沈黙を保っているため、仲裁結果も「無力化」しつつあると指摘したうえで、フィリピンのドゥテルテ大統領は「仲裁裁決」や「南海の主権」などの言葉に一切触れなかったと伝えています。(RYU、星)
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