習近平国家主席は4日杭州で、G 20サミットに出席するために中国を訪問中のロシアのプーチン大統領と会談しました。

　席上、習主席は「両国は全方位戦略協力関係をいっそう密接に強化し、相手の国家主権、安全、発展利益を断固として支持する。同時に両国発展戦略のマッチングや、『一帯一路（シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード）』の建設とユーラシア経済連合の建設を効果的にマッチングし、インフラ建設、エネルギー、航空、宇宙開発、ハイテク分野での実務的な協力を進め、軍事交流と安全協力を強化してほしい」と述べました。

　さらに、「今回のサミットは世界経済の発展ニーズに合致し、中国とロシアを含む各側の共通利益にも合致している。ロシアはG20の重要なメンバーで、ロシアを含む各側の支持の下、サミットは必ず成功するだろう」と期待を寄せました。

　これに対し、プーチン大統領は「『露中善隣友好協力条約』締結15周年に際し、両国関係が高いレベルを維持していることを嬉しく思う。双方の努力の下、両国の経済貿易関係は持続的に発展し、人的と文化交流が日増しに密接になっている。国際実務においても良好な意思疎通ができている」と高く評価しました。その上で、「ロシアは中国とともに、両国の政治的相互信頼と国民の友好関係を経済協力の原動力に換え、貿易、投資、金融、エネルギー、科学技術などの分野における協力を拡大し、両国国民により多くの現実的な恩恵をもたらすことを望んでいる」と期待を寄せました。更に、中国の定めたG20サミットのテーマや議題を支持し、今回のサミット成功を祝福しました。

　また、両首脳は、ともに関心を持つ国際問題や地域問題についても意見を交わしました。（Lin、keiko）