G20杭州サミットは9月4日から5日まで開催されます。今回のサミットでは約30件の成果の達成が見込まれており、国際社会の注目が杭州に集まっています。

　G20は先進国と新興国のために効率的な対話の場を提供しており、国際間の協力的で協調性のとれた発展を促進しています。一方で、世界貿易の軟調な情勢、保護貿易主義の台頭など、G20が向き合うべき課題もあります。現在の情勢に基づいて、中国は杭州サミットのテーマを「革新的、活力的、連動的、包摂的な世界経済の構築」としました。中国は主催側としてより深いレベルで世界経済とグローバル化のプロセスに参与し、世界経済に貢献します。

　欧州大学院大学のゲルハルト・スタール教授は記者の取材を受けた際、「中国は、中国主導でアジアインフラ投資銀行（AIIB）を創設し、『一帯一路』構想を提出するなど、投資の成長を効果的に促進している。中国の貢献により、世界におけるG20の重要性が高まり、世界投資の成長推進にもつながるだろう」と述べました。

　また、イギリスのEU離脱についてスタール教授は、「経済にとっての脅威的要素ではない。イギリスは協議を通じてEUとの協力方法を模索し、EUの市場に残ることができるだろう」と述べました。（玉華、謙）