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ドキュメンタリー作品『回想の大地~70年の時を超えて』、10日から公開

2016-08-09 13:05:57     cri    

 中国国際放送局が制作したドキュメンタリー作品『回想の大地~70年の時を超えて』の記者発表会が8日、北京で行われました。同作品は10日から、CCTVのウェブサイトであるCNTVのほか、新華ネット、人民ネット、国際オンライン、中華ネットなどのプラットフォームで同時公開される予定です。

 作品は、撮影当時80歳の日本人男性が中国を訪れ、戦時中様々な援助を提供してくれた恩人らを探す過程を撮影したもので、主人公の丸山巌さんは、戦時中中国のハルビンに生まれ、11歳の際に多くの中国人に助けられながら日本に帰国した第二次大戦の経験者です。70年の時を経て、丸山さんは当時助けてくれた人に感謝の言葉を伝えるため、中国の東北三省にわたり、自転車で1000キロ以上にわたる旅を敢行しました。

 中国国際放送局の田玉紅副局長は発表会のあいさつで、「クランクインから今日まで1年余りの時間を費やした。作品内に反映されている残酷な歴史に対する反省、平和世界に対する思考などは、すべて丸山さんが旅の中で感じたことを映し出したものであり、この作品は歴史的にも現実的にも意義を持つ力作だ。この作品を通じて、多くの人が戦争、平和及び人について深く考え、中日関係の友好的発展のために、積極的意味に富む貢献ができることを期待している」と語りました。

 監督を務めた孫遠峰氏はあいさつで、「こうして過去の歴史を記録することは、憎しみを広めるためではなく、人々に悲劇を繰り返してはならないことを呼びかけるためだ。生命への尊重は人類の共通認識だということを伝えたかった」と語りました。

 発表会には、丸山巌さん本人も日本から駆け付け、会場の参加者らと撮影時のエピソードなどを語りました。

 作品は中国語版以外にも、日本語、英語、韓国語、モンゴル語などのバージョンが制作される予定です。(RYU、む)

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