李克強首相の主宰による国務院常務会議が20日、北京で開かれ、イノベーション型国家建設を通して発展のアップグレードを牽引及び下支えすることを目的とする「第13次五ヵ年計画」実施期間中における国家科学技術イノベーション特別計画が採択されました。

　同計画では、未来の発展を牽引する戦略的分野に焦点を当て、重要な科学技術施設や国家科学研究と技術イノベーション基地など、一連の建設プロジェクトを立ち上げると同時に、イノベーション型人材の規模と質を引き上げること、量子通信、個別化医療など重点分野で一連の重量級科学技術プロジェクトをスタートさせ、育種産業やクリーン・コール・テクノロジー、第5世代移動通信技術、スマートロボットなど、重量級産業技術の開発を強化すること、大衆による起業とイノベーションのプラットフォームをベースに、科学技術イノベーションにおける企業の主導的役割を強め、効率とともに協調のとれたイノベーションエコシステムを構築すること。科学技術研究体制の改革を加速し、科学技術の開発に関わる従業者のモチベーションを十分に向上させ、知的財産権の保護と活用を強化することなどを、その主な任務として定めています。（洋、む）