7月20日夜、「iSING！Suzhou--2016国際青年声楽家芸術祭」開幕コンサートが蘇州文化芸術センター大劇院で開催されました。中国、ロシア、トルコ、ギリシャ、フランス、イタリア等二十か国から集った42名の優秀な青年声楽家が一つのステージに立ち、中国の名作『駱駝祥子』から西洋オペラの歌劇代表作『フィガロの結婚』に至るまで、蘇州の観衆らに向け、中洋折衷の音楽の祭典を演じきり、東西文化の交流と融合のかたちを余すところなく披露しました。

　開幕コンサートでは、中国の誰もが知る名曲「集え若者たちよ（年軽的朋友来相会）」を皮切りに、各国の声楽家が美しい歌声で暖かい友誼を高らかに唄いあげました。「iSING！Suzhou--2016国際青年声楽家芸術祭」は今年三回目となり、蘇州での開催ということで、1か月にわたる日程の中、開幕コンサートのほかに、声楽家たちによる蘇州の市街町での「フラッシュモブ」や、「歌いながら蘇州観光」などのイベント、また、声楽に興味を持つ蘇州市民らを対象にしたオペラ講座も開催が予定さ れています。

　なお、今回の芸術祭では、「一帯一路」の理念の融合をねらい、多くの声楽家らが古代シルクロードの沿線国から招聘されており、この芸術祭を通じて「一帯一路」沿線国家および世界各国の人々との友情を深めていくことが期待されています。（取材・写真：趙雲莎）