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第5回世界平和フォーラム開幕、共同安全秩序を議論

2016-07-16 20:14:05     cri    


 「共同の安全秩序:協力、包容、開放」をテーマとする第5回世界平和フォーラムが16日北京で開幕しました。同フォーラムの唐家せん議長、中国の劉延東副首相が16日午前、清華大学で開かれた開会式に出席し、それぞれ挨拶と基調講演を行いました。

 唐議長は挨拶の中で、今回のテーマ設定は「時代の発展のニーズに合致しており、重要な歴史的かつ現実的な意義がある」と語り、「グローバルなリスクとチャレンジを前に、旧態依然の考えも独りよがりのやり方も、自らの安全保障にはつながらず、国際社会の長きにわたる安定と繁栄を維持することもできない」とし、各国の人々が手を携えて、目下の複雑な情勢に対して、新しい考え方、理念と方法を模索していくよう訴えました。 


基調講演中の劉延東副首相

 劉延東副首相は講演の中で、同フォーラムがこれまでに払ってきた積極的な貢献を高く評価しました。その上、中国の習近平主席による「協力・ウィンウィンをコアとする新しいタイプの国際関係の構築、手を携えて人類運命共同体の創出」という重要な提案は、「従来の国際関係理論に対する革新と超越で、人類文明の発展と進歩の流れに関する先端的な考えの表れでもある。この提唱はまた、複雑で厳しい安全保障上の脅威に対する対応、そして、共同安全秩序の構築における中国の知恵と中国のソリューションでもある」と評価しました。

 劉副首相は講演の中で、平和と繁栄のある麗しい未来づくりに向け、5点の提案を行いました。この5点とは

①パートナーシップの構築により、平等と相互信頼の促進に向け努力すること

②協力ウィンウィンの堅持により、各国の共同発展の促進に向け努力すること

③対話と協議の強化により、平和と安全の実現に向け努力すること

④持続可能な発展の堅持により、グローバルのエコ文明づくりに向け努力すること

⑤協力と人的、文化交流の深化により、異なった文明間の相互学習の推進に努力することです。 

 世界平和フォーラムは清華大学と中国外交学会の共催により、2012年に創設され、国際安全保障に特化する中国初のハイレベル非公式フォーラムです。5回目の開催となった今大会には各国から5人の元政府要人、36人の在中国大使が出席したほか、イギリス、アメリカ、日本、インド、サウジアラビア、韓国など20カ国のシンクタンクの代表者43人が発言することになっています。

 今回のフォーラムは(米)国際平和カーネギー基金、(米)アジア財団、(ロシア)モスクワ大学国際関係学部、(日本)東京財団研究会、韓国高等教育財団、サウジアラビア国際戦略研究所との提携により、6つの合同ディスカッショングループが立ち上げられており、パネルディスカッションも過去最多の24に達しています。欧州、南海、一帯一路(シルクロード経済ベルトと21 世紀海上シルクロード)、大国関係、核不拡散、テロ取り締まりなどが議論の焦点となっています。(王小燕)

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