李克強首相は13日午前、欧州委員会のユンケル委員長と共に、北京・人民大会堂で開かれた第11回中国・EU最高経営責任者（CEO）サミットに出席し、講演を行いました。中国とヨーロッパの企業家600人あまりが参加しています。

　李首相は「世界経済の回復は勢いを欠くも、中国とEUの投資協力は力強く伸び続け、双方にとって発展のチャンスとなっている」と指摘し、今後も相互尊重、平等と相互信頼、協力ウィンウィンの精神に則って、『中国・EU協力2020戦略的計画』を実施し、中国・EU関係および協力の新しい局面を切り開くことに期待を寄せました。

　中国の経済情勢について、李首相は「中国経済の運行は安定を保ちつつ、好転する傾向を見せている」とし、今後もマクロ的経済政策を実施し、改革開放とイノベーションによる成長を促し、成長促進のための新しい原動力を育むと同時に、伝統的な生産能力の改造と高度化を図る考えを示しました。

　ユンケル委員長は、中国とのパートナー関係を強め、双方の成長戦略をマッチングさせ、相互連結（コネクティビティー）のプラットフォームを充分に利用し、投資協定をめぐる交渉プロセスを加速させると示しました。（ZHL、Kokusei）