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現在、中国とASEANはすでに自由貿易エリアを設立し、双方の年間貿易総額は数千億ドルに達しています。社会科学院アジア社会文化研究室の許利平主任は、「南海問題が注目されることは当面、中国とASEANの共同利益を損なうだけでなく、将来のASEAN共同体の設立プロセスにマイナスの影響を及ぼす」と述べました。
また、新華社通信がこのほど『南海仲裁案はASEANを害する「毒薬」だ』と題した論評を配信し、「フィリピン南海仲裁案はASEANの一体化プロセスの求心力と団結力を損ない、ASEANの既存の規則とASEAN地域の安全を害する」と指摘しました。さらに許利平主任は、「南海問題が注目されることで、アメリカにとって南海地域に足を踏み入れることが有利になる。アメリカは安全に関する議題においてASEANを人質に取ってアジア再均衡戦略を実現させ、落ちぶれてしまったASEANはアメリカの戦略的道具となるだろう」と述べました。 (hj 星)
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