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英国、イラク戦争に関する調査報告を発表

2016-07-07 15:33:48     cri    

 イギリスのイラク戦争調査委員会は6日、調査報告を発表し、「イギリスのイラク戦争開戦に関する決定は、不完全な情報と評価に基づくものであった。イラク問題の平和的解決に向けて、開戦前に手を尽くしてはいなかった」と指摘しました。

 調査委員会のチルコット委員長は「当時イギリスが下した、『イラクの大量破壊兵器の脅威は深刻なものだ』という判断は成立しない。なぜなら、関連情報からではフセイン政権が生物化学兵器を製造していたという事実を完璧に証明できないからだ」と指摘しました。

 チルコット委員長はまた、「ブレア前首相は、米のイラクに関する決定力を過度に評価していた。結果的にイギリス政府が最初に打ち出した目標は実現できなかったばかりか、200人以上のイギリス人が犠牲になった。イラクの人々にも多大な苦痛を与えた」と批判しました。

 これを受けて、ブレア前首相は同日記者会見を行い、イラク戦争開戦時に根拠としていた情報評価は誤っていたと認めた上で、「アメリカ主導のイラク戦争への参加とフセイン政権の打倒は、10年の在任期間の中で、最も困難で、最も重大で、最も苦痛な決定であった。この決定についてはすべての責任を取る。言い訳も例外も存在しない」と述べました。(朱、謙)

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