1
|
スロバキアは1日から、正式に欧州連合(EU)の輪番議長国を引き継ぎ、英国の離脱問題、難民危機がシェンゲン地域の安全に与える影響や反テロなどの課題について、EU加盟国とともに対応していくこととなります。
引継ぎに当たり、スロバキアのフィツォ首相は欧州委員会のユンカー委員長と会談、その後記者会見に臨み、「議長国に就くスロバキアは多くの難題に直面しているが、『調停者』の役割を担い、難民危機などの問題の解決を促していく所存だ」と表明しました。
また、フィツォ首相は、今年の9月16日、スロバキアの首都ブラチスラヴァでEUサミットを開催、EUのこれからについて討議する予定であるとしました。
欧州委員会のユンカー委員長は「スロバキアには、議長国担当期間、EUエネルギー同盟、デジタル単一市場と資本市場同盟の構築に向けた努力を希望している」と語ったほか、英国のEU離脱がEUに与える影響についても言及し、「EUは英国の回答を待っている段階であり、英国の離脱プロセス開始後には、『リスボン条約』に基づいたEU離脱交渉を始める予定だ」と語りました。(怡康、む)
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |