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人気パティシエの鎧塚俊彦氏、北京に海外初出店

2016-07-01 20:28:12     cri    

 日本人パティシエがシェフを務める高級洋菓子店「Toshi Yoroizuka BEIJING」(トシ・ヨロイヅカ・北京)が30日に、北京でオープニングセレモニーを行いました。六本木などで店舗を運営するパティシエ・鎧塚俊彦さんによる、初の海外出店です。

 「準備には2年もかかりましたが、関係者や両国のスタッフの努力により、最高の店ができました」、と鎧塚さんが自信に溢れた笑顔で挨拶に立ちました。

 
(左)テープカットの様子 (右)開店祝いの花輪には多くの芸能人の名も

 黒、赤、金の三色を基調とする高級感あふれる店内は広さ400平米。テイクアウト用販売スペース、座って飲食ができるテラス、そして「トシ・ヨロイヅカ」最大の魅力である、目の前で制作過程の実演をする「カウンターデザート」を提供する場からなっています。
 テープカットの後、中日両国の招待客を前に、鎧塚さんは「カウンターデザート」を実演。出来立ての一番おいしい状態を食べてほしいという信念を体現しました。

 
実演中の鎧塚さん

 欧州や東南アジアのお菓子を参考にして独自に考案したという「マンゴー・リゾット」、生地もアイスもゴルゴンゾーラにこだわったスペシャリティ「ゴルゴンゾーラ・ピスターシュ」、小麦粉を使わずに卵白だけでふわふわに仕上げる「スフレ」などを、一意専心作っていきます。北京で調達したという季節感に溢れた食材と、「トシ・ヨロイヅカ」ならではの創意工夫が生み出した絶妙な味覚に、試食した人たちは舌鼓を打っていました。

  
(左から)マンゴー・リゾット、ゴルゴンゾーラ・ピスターシュ、スフレ

 
(右)実演後、「私もシャンパンを飲んでいいですか」とほっとした表情を見せた鎧塚さん

 スイーツが大好きだという北京の女性は、「これまでに食べたことのないおいしさ、幸せになれる味」と満面の笑み。また、北京のデザート事情に詳しい、グルメアプリ運営会社の関係者は、「品揃えが豊富な上、独自のアイディアもあり、その上、目の前で実演までしてくれる。この3点を備えた店は北京にはまだないので、きっと話題になると思います」と評価しています。
 ところで、2年前に鎧塚さんを初めての北京訪問に誘い、「トシ・ヨロイヅカ」の中国進出を精力的にコーディネートしてきたのは、北京を拠点に音楽活動をしている中山邦夫さん。
 「デザート界の最先端の流れを作って、北京が世界のどこにも負けない、おいしいデザートが食べられる都市になってほしい」と胸中を話しました。
 会場で来客をもてなして回っていたのは、中国側パートナーの李一彤さん。「鎧塚さんは実に謙虚で、控え目な方で、不思議な魅力に満ちています。プライベートなことを含め様々な困難があったにも関わらず、仕事に影響を与えることなく、開店に向けた協力作業を安定して進めてくださり、心から敬意を表します」と感想を聞かせ、鎧塚さんとの強い信頼関係が土台となって、開業に導いてくれたと話しました。

 
(左)北京店シェフの南里英伸さん (右)Toshi Yoroizuka北京が出店したビルの外観

 「Toshi Yoroizuka BEIJING」の正式営業は7月1日から。場所は地下鉄10号線亮馬橋駅B出口の複合施設「官舎」3階。愛弟子の南里英伸さんがシェフを務めますが、鎧塚さんも時折、東京から応援に駆け付けるということです。(取材:王小燕、梅田謙)

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