李克強首相は27日午前、天津で開かれた世界経済フォーラム「夏季ダボス会議」の開幕式で演説を行いました。

　李首相はこの中で「『夏季ダボス会議』はこの10年間で実り豊かな成果を収めてきた。中国の改革開放と現代化プロセスを世界にアピールし、中国と世界の発展のための知恵と力になっている」と評価しました。

　さらに中国の経済状況を紹介し「近年継続している下振れの圧力に対し、我々はマクロ調整の方法を刷新し、構造性改革を力強く推し進め、新しい原動力を育てるとともに、伝統的原動力のグレードアップを図っている。中国経済の安定的な発展は保たれ、成長率は世界でも上位となった。中国の経済ファンダメンタルズは今も変わらず長期的な発展を保つ状態にある」と述べました。

　また、経済の移行とグレードアップについて李首相は「イノベーションの主導によって改革を全面的に深め、開放を通じて進めていく」と強調しました。 （MOU、謙）