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「足かせ」を捨て、「政府の手」を適切に管理:新華網論評

2016-06-23 20:06:12     cri    
 李克強首相は15日、国務院常務会議を開き、昨年失効を発表した489件の国務院文書に続けて、新たに506件について失効を発表しました。中国国営通信社・新華社のホームページ「新華網」はこの発表を受け、「『足かせ』となる政策文書を整理し、政府の『見える手』をよく管理する」と題した論評を掲載しました。

 論評は、「国務院文書の『整理整頓』を行う上で最も重要なのは、政府による『見える手』をしっかりと管理し、過不足なく働かせることで、市場経済を調整する『見えざる手』の役割を発揮させることだ」と強調しています。

 また、「改革を全面的に深めていく前提のもと、政府と社会、市場の関係を再構築する必要がある」として、「これを実現するため、政府による社会と市場への干渉を減らし、市場調整の役割を『見えざる手』に果たさせ、社会と市場の自発的な秩序のための資源分配を決定すべきだ」と示しています。

 今回、国務院によって「整理整頓」される文書は、国務院及び付属部門が過去に発表した政策に関するものです。これらの文書は一定の時期においては市場と社会にとって有効に作用していましたが、現在は経済社会の発展を妨げる足かせとなっています。これらの文書について、政府は自ら断ち切るべきだとしています。

 このように政府の「見える手」を管理するのは、政策と文書の厳粛性を強化するためでもあります。もしも現在の経済社会に明らかに合致しない政策文書が発行されることがあれば、政府文書全体の権威が疑われると考えられています。

 新華網の論評は「時代の潮流が社会の変革を推し進め、政府は革新を求められる。時代にそぐわない政治文書を『整理整頓』し、政府の『見える手』を適切に管理し、市場の『見えざる手』を活用してこそ、政府や、社会、市場の共栄が実現できる」とまとめています。(白、謙)

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