習主席は会談で、「現在、中国とモンゴル国との関係は良好な発展を見せ、双方は密接な交流を保ち、実務的協力は深まり続けている。双方は共に、全面的戦略パートナーシップの内容を充実させ、新たなレベルに引き上げるよう努力すべきだ。両国は各レベルでの交流を強化し、信頼の基礎を固め、それぞれの中核的な利益と重大な関心事について、互いに理解し支持する。シルクロード経済帯と『草原の道』戦略の連結を推進し、実務協力を開拓し、2020年までに両国の貿易額を100億ドルにするという目標の実現に努力すべきだ。両国の重要プロジェクトが進展を遂げるため、越境輸送などのプロジェクトでの協力を強化する。中国はモンゴル国側と共に、上海協力機構などの多国間メカニズムや、ロシアを含む3カ国での協力を推進する。また、モンゴル国で来月開かれる予定のアジア欧州会合（ASEM11）第11回首脳会合の開催を支持する」と語りました。

　エルベグドルジ大統領はこれに対して、「モンゴル国は中国との全面的協力パートナーシップの発展を喜ばしく思う。中国が長期にわたってモンゴル社会と経済の発展に協力してくれたことに感謝している。中国との各分野での協力を強化し、両国の国境整備や越境輸送などでの協力を推し進めたい」と述べました。（白、謙）