この中でキャメロン首相は、有権者、とりわけ、年配の有権者が後代の「希望と夢」を鑑みて、子供たちの未来のためにEU残留に投票するよう呼びかけました。

　先の調査の結果、年配の有権者がEU離脱を支持している傾向がみられました。これに対しキャメロン首相は「もし、投票でEU離脱が決まっても、子供たちはこの決定を変えることができない。イギリスは永遠にEUから離脱することになり、後代への影響は長引くだろう」と述べた上で、「EU残留はイギリスにとって、より安全で、EU各国とより緊密な協力ができる道だ」と強調しました。

　なお、タイムズ紙の最新の支持率調査の結果、離脱支持が44％、残留支持が42％と、支持率はほぼ同じとなっています。（MOU、謙）