外務省の華春瑩報道官は3日、太平島に関して記者の質問に答え、「太平島は『島』である。フィリピンはそれを『岩』として扱おうと企んでいる。そして、これを利用して南沙諸島での中国の主権と海洋権益を否定しようとしている。フィリピンが南海仲裁案を申し立てた目的は明白だ」と指摘しました。
華春瑩報道官はまた「中国が、太平島を含めた南沙諸島及びその付近の海域に対して有する主権に議論の余地はない。中国の漁師が長年太平島に住んできた歴史があり、漁業や井戸掘り、耕作や農業、家屋と寺院の建築、家畜の飼育など、生産と生活活動を行ってきた。これらのことは、中国の漁師たちが代々伝えてきた南海航海の経典とも称される『更路簿』に記されている。また、20世紀の1930年代より以前から、多くの西洋の航海誌にも明確に記載されていることだ」と述べました。
華報道官は、さらに、「フィリピンのやり方は、国際法に背いている。中国側は受け入れられない」と強調しました。(藍、謙)
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