楊国務委員は「双方は指導者の年度会合などのメカニズムを十分に生かし、次のステップにおける中欧協力の方向と重点分野を定め、和平、成長、改革、文明という4つの方面でのパートナー関係の構築を後押ししていきたい」と期待しました。

　また、20カ国グループ（G20）について、楊国務委員は「国際経済協力の主要フォーラムの一つとして、G20は世界の経済ガバナンスにおいて、なくてはならない役割を果たしている。中国とEUはいずれもその重要なメンバーとして、G20の枠組み内で、良好で効果的な交流と協力を保っている。現在、杭州サミットの準備作業は大きな進展を収めた。EUの指導者がこれまで数回にわたって、中国主催の杭州サミットへの支持を表明してきたことに感謝している。中国はEUとの交流と協調を深め、G20の革新と成長の長期計画制定などの面で、杭州サミットがその役割を発揮できるよう努める」と表しました。

　一方で、モゲリーニ上級代表は「EUは中国とともに、年内に行われる双方の指導者会合を推し進めたい。G20杭州サミットの円満な開催、世界の経済ガバナンスの強化、世界経済成長の促進に取り組んでいく方針だ」と話しました。（殷、謙）