米国ホワイトハウスの高官は18日、オバマ大統領のベトナム・日本訪問の日程を発表しました。

　これは国家安全保障会議のクリテンブリンク・アジア上級部長が同日記者会見で発表したもので、同氏は「今回の訪問は大統領任期中10回目のアジア太平洋訪問となり、21日から25日にかけては米国大統領として初めてのベトナム訪問が実現する」と述べました。

　また、ベトナムへの武器輸出について、東アジア・太平洋担当ラッセル国務次官補は「対ベトナムの武器禁輸措置は2014年に一部が取り消されている。人権的理由からベトナムの武器購買請求を1つ1つ審査し、非軍事的目的に使われないことを確保したい」と述べました。

　オバマ大統領は26日と27日の両日、日本三重県伊勢志摩でG7（主要7カ国首脳会議）に参加し、日本の安倍晋三首相と会談を行い、その後には、広島と岩国の米軍基地を訪れます。

　ラッセル国務次官補は「オバマ大統領の広島訪問は歴史的な訪問となるだろう。その目的は歴史を改めて提起するものではなく、より美しい未来を切り開くためのものだ」と強調しました。（MOU、む）