ロシア外務省の公式サイトはこの日、13日夜、朝鮮が軍艦を出動させロシア籍のヨットを拿捕したことに関する通達を掲載しました。通達によりますと、ヨットはロシア国旗を掲げており、乗組員は5人、韓国のプサンからウラジオストックへの帰還途中に拿捕されたものとしています。また、拿捕された地点は海岸から80海里離れており、朝鮮の排他的経済水域ではあるものの、国際水域にあたるとしています。

　さらに、「ヨットは現在、キムチェク（金策）市に拘留されており、乗組員たちの命に別状はない。ロシアの在朝鮮大使館や在清津（チョンジン）総領事館は本件について朝鮮側に照会を出し、拿捕の理由について説明するよう求めています。

　ロシアメディアによりますと、拿捕されたヨットはロシアの帆船スポーツ連合会の所属で、プサンで行われたヨットの世界大会に参加後、ウラジオストックへ帰港する途中に拿捕されたものです。航行路線は朝鮮の水域に近い場所ではありましたが、領海侵犯はしていないとしています。

　なお、この件に関して、朝鮮からの回答は出されていません。（Yan、む）