中国共産党中央総書記でもある習近平国家主席は3日、北京で、ラオス人民革命党書記長をも務めるラオス人民共和国のブンニャン・ウォーラチット主席と会談しました。

　習近平国家主席はブンニャン・ウォーラチット書記長の来訪に歓迎の意を示した上で、「新しい情勢のもとで、双方は、近年両国友好関係発展の勢いを守らなければならない。両国の友好関係の安定的な進展がもたらしたありがたいチャンスを逃さず、全面的戦略パートナー関係を深めていく必要がある」と指摘しました。さらに、「今年は、中国・ASEAN東南アジア諸国連合との対話関係樹立25周年という節目の年である。中国は、ASEANの一体化プロセスを支持し、ASEAN輪番議長国であるラオスを全力で支持する」と強調しました。

　これに対して、ブンニャン・ウォーラチット書記長は、習近平国家主席が出した両国関係の深化の提案に賛成の意を表した上で、「今年は、両国の協力関係にとって重要な意義を持つ年である。両国は一連のイベントを通じて、共同で国交樹立55周年を記念したい」と述べ、「ラオスの人民革命党と新指導層は、中国共産党、政府、人民との従来の友情と長期的かつ安定した全面的戦略パートナー関係を受け継ぎ、推し進めていく」と強調しました。

　会談後、両指導者は、両国の関連協力文書の調印式に出席しました。