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大型美術博覧会「アート北京」開幕=北京・農業展覧館で

2016-05-01 15:40:12     cri    

 160の国内外のギャラリーや関連団体が出展する美術見本市「アート北京2016」が30日、北京農業展覧館で開幕しました。



 今年で11回目の開催となる「アート北京」は、中国経済の高度成長や美術品市場の急激な拡大を背景に、2006年に創設されたアートイベントです。25000平方メートルに及ぶ展示会場は、今年も「当代(コンテンポラリー)館」、「経典(クラシック)館」、「設計(デザイン)館」、パブリックアートの「ART PARK」から構成されています。

 

 中でも、現代アートを扱う「当代館」は『アジアの発見』(Find ASIA)」をテーマとしています。新人アーティストの紹介(Find)や、中国大陸・台湾・韓国・日本の6つの美術団体が比較的広い展示スペースを使って出展する「多元的アジア(Asia Plus)」を中心に構成されています。中でも、5軒のギャラリーが参加する「日本芸術写真協会」では、荒木経惟や森山大道などの作品が展示されています。 

 

 

 古典美術品を扱う「経典館」はカナダ・フランス・アメリカから20あまりの画廊が出展し、16世紀のルネッサンス期の家具から20世紀ポップアートを代表するアンディ・ウォーホルの版画まで、時代を代表する作品がそろっています。

  

  インテリアや家具に特化した「デザイン館」では、イタリア人デザイナーのアレッサンドロ・メンディーニの手になるソファーを目玉に、欧州・中国・インド・韓国などから、10あまりの団体が出展。

 

 各展示館をつなげる「ART PARK」は、文化交流に携わる地元企業「芸術介入」との共同企画で作られたもの。パブリック・スペースに設置される芸術作品(パブリック・アート)を通して、来場者にアートに親しんでもらい、自然環境と都市との関係を考えることを趣旨としています。写真(上)は中国人彫刻家・畢横がアメリカのトランスフォーマーと『西遊記』の孫悟空を融合したインスタレーション作品「闘戦"剰"仏」、(下)は日本人アーティストの金氏徹平がフィギュアの髪型で構成した「Teenage Fan Club」(「公仔巨怪」)。

 

 「アート北京」はこの後、3日まで一般公開され、コレクターのみならず、メーデーの三連休中、北京市民が芸術に親しむことのできる場としても注目されています。

 【2016芸術北京(ART BEIJING)】
 日時:5月1日~3日  一般公開(11時~19時、最終日は18時まで)
 当日券は100元/日
 会場:全国農業展覧館 新館・三号館(北京市朝陽区東三環北路16号)
 ※イベントの詳細は アート北京オフィシャルサイト http://www.artbeijing.net/ をご参照ください。

(写真・文:王小燕)

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