中印国境問題特別代表第19回会合は北京で行われました。中国の楊潔チ国務委員とインドのドバル国家安全保障顧問がそれぞれの特別代表として、国境問題、両国関係、関連地域問題などについて踏み込んだ意見交換を行いました。

　双方は「両国の国境問題交渉は積極的な勢いを見せている。国境紛争は効果的に管理、抑制され、国境地帯は全体として安定している」と意見が一致し、両国の長期的な発展に目を向け、相互尊重と相互理解を保ち、すでに達した合意を基礎に、問題の政治的解決と平和交渉による国境問題の解決を堅持し、向かい合って歩み寄り、引き続き枠組み交渉を行い、公平で合理的で、双方が受け入れられる解決策を見出すよう尽力していくことで合意しました。

　双方はまた、国境紛争を適切に処理し、国境問題についての話し合いを強め、国境地域の平和と安定を維持し、両国関係の発展のために有利な条件を作り上げていく考えを表明しました。（MOU）