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日本の気象庁の最新発表によりますと、現地時間16日午後1時25分ごろ、熊本県熊本市でマグニチュード7.3の地震が発生し、震源の深さは約12キロで、ここ数日に起きた地震と同じ震源だということです。
今回の地震では強い揺れが感じられ、余震も多く観測されたということです。16日午前11時までに、マグニチュード3以上の余震は66回観測されました。強い揺れにより熊本県内の多くの建物が倒壊し、火災などが多発しています。警察の発表によりますと、建物内に取り残されていることへの救助、倒壊した建物から救援を求める電話が既に470件あったとしています。日本のメディアの統計によりますと、今回の地震で熊本県と大分県で19人の死者が出ており、1000人以上が負傷しているということです。救助活動が進むにつれ、今後死傷者数が更に増えるとみられています。
今回の地震は、九州地区の交通に大きな影響を与え、多くの主要道路が封鎖され一部の橋とトンネルが崩壊しているため、外部と連絡を途絶えた状態にある村などが出ています。九州地区の大部分の鉄道が運転を見合わせ、新幹線は全線運休となっています。また、空の便では熊本空港は16日に閉鎖し、56便の運航を見合わせたということです。
現地時間午前8時までに、熊本、大分、宮崎の3県では約18万1千戸が停電し、熊本市内全域と大分県の一部の地域で断水になり、熊本市では約9割の家庭のガス供給が停止されています。
気象庁によりますと、震災地域は16日の夜から雨が降る見通しで、余震が続くことで土砂崩れや家屋の倒壊などが多発する恐れがあるため、地元住民へ注意を呼びかけています。
熊本県の阿蘇山では現地時間午前8時ごろに小規模の噴火が観測されましたが、日本の気象庁は今回の噴火は一連の地震とは無関係だと発表しています。また、九州地区にある原子力発電所に異常はないということです。
日本政府は、1万5千人の自衛隊員を出動させて被災地で救助を行っており、今後の状況に合わせて出動規模を更に拡大するかどうかを検討するとしています。(RYU、星)
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