アルジェリアを訪問しているフランスのマニュエル・ヴァルス首相は10日、「ブリュッセル連続テロ事件の容疑者は、当初の計画ではフランスの首都パリで事件を起こす予定だった。このことはヨーロッパ、特にフランスが厳しいテロの脅威に直面していることを表している」と話しました。これは、ベルギー連邦検察室が同日、「ブリュッセル連続テロの容疑者はパリを再び襲撃する計画を立てていたが、ベルギー警察の調査の進展を察知して、急きょテロの標的をブリュッセルに変更した」と発表したことを受けて発言したものです。
また、ヴァルス首相は「フランスとベルギーの司法部門はテロ組織の調査活動で協力を行い、成果を収めた」と述べました。フランスのカズヌーブ内相によりますと、今年に入ってからフランスは数多くのテロ襲撃計画を防ぎ、テロリスト80人を逮捕したということです。
(殷、謙)
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