商務省は5日、朝鮮からの輸入を禁止する鉱産物のリストを公布しました。これによって即日、石炭、鉄、鉄鉱石などの朝鮮からの輸入が禁止となりますが、例外も盛り込まれています。

　例外となる交易は2つ定められています。1つ目は、朝鮮の核やミサイル開発計画及び国連安保理の一連決議に禁止される以外の、その他の非営利団体が収入を得る交易で、これは民間企業の救済措置です。もう1つは、朝鮮原産でないことが確実に証明され、朝鮮経由で羅津(ラジン)港から輸出される石炭で、かつ朝鮮の核や弾道ミサイル計画及び国連安保理決議に触れないその他の非営利団体が収入を得る交易です。

　また、輸入禁止リストには、航空ガソリンやナフサ類航空燃油、灯油類航空燃油、灯油類ロケット燃料を含む航空燃油も含まれます。

　国連安全保障理事会は先月2日、朝鮮の核やミサイル開発計画を抑止する目的で、一連の制裁措置を実施する決議を採択すると共に、6カ国協議の再開を呼びかけています。中国外務省はこの決議に賛同し、その全面的な履行を望む考えを示しました。（ヒガシ、謙）